期末テストで出題される問題の解き方のちょっとしたコツ英語編です。

基本的な文法は教科書の説明にまかせて、ここでは学校ではあまり教えない注意点を取り上げます。

 

・疑問文の答え方(1年生)

疑問文の答え方で苦労する人は意外と多いです。英語の場合、疑問文に答えるときに主語を代名詞に換える必要があります。質問の意味を考えずに機械的に処理しようとすると、主語の代名詞の選択を間違えてしまいます。

【例】

Are you from America? (あなたはアメリカ出身ですか?)

→Yes, I am. / No, I’m not.(聞き手から見た「you」は答える側からすると「I」だが、機械的に「you」としてしまう人がいる。)

 

 Is Tom your friend?(トムはあなたの友達ですか?)

 →Yes, he is. / No, he isn’t. (「Tom」は男性なので、代名詞は「he」を使うが、「your」につられて「Yes, I am.」などとしてしまう人がいる。)

 

 Is that cat your pet?(あの猫はあなたのペットですか?)

 →Yes, it is. / No, it isn’t.(動物は基本的に物と同じ扱いなので、「that cat」の代名詞は「it」となる。この場合も「your」につられてしまう人がいる。)

 

・日本語の語順につられない(接続詞(when, if, because)、不定詞)(2年生)

日本語を英訳する問題(並び替え、英作文)では、日本語の順番の通りに英文を書こうとしてしまう傾向の人が多いです。

接続詞「when」「if」「because」や不定詞の「形容詞的用法」「副詞的用法」の場合、日本語の語順と英語の語順は異なる場合が多いです。接続詞「when」「if」「because」は文の前半に置くこともできるが、その場合は接続詞の節の切れ目に「コンマ(,)」が必要。

また、「時」「場所」を表す言葉は文の最後に置きます。

【例】

私がテレビを見ていた時、父が帰ってきた。

→My father came home when I was watching TV. / When I was watching TV, my father came home.

彼は本を買うために東京へ行った。

 →He went to Tokyo to buy a book.(不定詞の副詞的用法)

私たちにはやるべきことがたくさんある。

 →We have a lot of things to do.(不定詞の形容詞的用法)

私は昨日、図書館へ行った。

→ I went to the library yesterday.(「時」を表す言葉)

私は先週、友達と公園でサッカーをした。

→ I played soccer with my friends in the park last week.(「時」と「場所」が混在する場合は「場所」が先で「時」が後)