近隣の中学校では中間テストが終わったばかりですが、早くも2週間後には期末テストが迫っています。
期末テストで出題される問題のちょっとした解き方のコツをお話しします。まずは数学から。
数学(一次方程式、連立方程式、二次方程式)
・代入法のススメ
連立方程式の解き方は「加減法」と「代入法」があります。式によって自分でどちらの解き方がよいかを判断する必要がありますが、最初に「加減法」を習うからなのか、なんでも「加減法」で解く人が多いです。基本的に「x」か「y」の係数が「1」か「-1」の時は式を変形して「x= 」か「y= 」の形にして「代入法」で解くことをお勧めします。
【例】
②をx=3y+6…②’に変形して、①に代入する。
2(3y+6)+4y = 2
10y = -10
y= -1…③
③を②’に代入して、
x=-3+6=3
加減法は式を何倍かして係数を合わせるときに右辺にかけ忘れたり、縦で引き算する際に計算を間違えたりするミスがよく見られます。代入法を使うことで、これらのミスを防ぐことができます。
・検算のススメ
方程式は自分で答えが合っているか簡単に確かめることができます。それは、自分の求めた答えを元の式に代入することです。ほんの数秒でできるので、この手間を惜しんで計算ミスをしてはもったいないです。
連立方程式の場合、先にxかyのどちらかの値が求まり、それを①か②のどちらかの式に代入してもう一方を求めます。検算する際には、最後に使った式とは異なる式に代入します。
上の例でいうと、③を②’に代入してxを求めているので、検算する場合は①にx=3, y=-1を代入して2になることを確認します。