英検CBTについて、受検体験記と結果表の見方を記事にしましたが、改めてメリット・デメリットを整理します。
メリット
- 試験結果を「大学入試英語成績提供システム」に利用できる。(従来型の英検は利用できない。)
- 毎月検定を行っている。(従来型は年に3回)
- 1日ですべての試験が終わる。(従来型は2次試験が別日程)
- 試験会場を選べる。
- 結果が出るのが早い。
- スピーキングテストは録音方式なので、対面型よりも緊張しない。(マイクに向かって話すことに慣れていないと、逆に緊張することもある。)
- ライティングテストはキーボードで打ち込み、コピーアンドペーストができるので、修正が簡単。打った文字数が表示されるので、自分で数えなくてよい。
- リスニングテストはヘッドフォンで聞くので、スピーカーから聞くよりもクリアに聞こえる。他の受験者が立てる音に邪魔されない。
デメリット
- 従来型よりも検定料が少し高い。
- 現状で対応している級は3~2級のみ。(2019年11月から準1級に対応予定)
- キーボードのタイピングに慣れていないと少し戸惑う。(当塾ですららで学習していれば問題はありません。)
- スピーキングの際に、他の受験者の声が聞こえてくる。(自分に対する問題が聞き取れないほどではありません。聞き直すことはできます。)
中高生にとっては、「 試験結果を『大学入試英語成績提供システム』に利用できる」ことが最大のメリットだと思います。「大学入試英語成績提供システム 」に利用できる方式はほかに、「英検2020 2 days S-Interview(2019年度は実施されない)」「英検2020 1 day S-CBT」がありますが、受検対象者が限定されます(2019年度は高校2年生のみ)。英検CBTは誰でも受検できるので、中学生や高校1年生の時に資格を取っておくと、前もって大学入試に備えることができます。大学進学を考えている人には、英検CBT受検をお勧めします。